Simbang Gabi

12月の季節物のお菓子のご紹介!

実は…フィリピン料理は苦手なので、いままで『食』についてのページを作りませんでしたが、クリスマス前に食べるものとされている「ビビンガ」と「プト・ボンボン」について今回は紹介します。

フィリピンは、世界中で一番長くクリスマスを祝う国として有名で、9月にはいると、すでにクリスマスプレゼントを物色しはじめ、ハロウィーンが終わるのを待って、いっきに盛りあがります。

でも、実際は1216日から9日間連続で行われる明け方4時からのミサ、タガログ語ではSIMBANG GABI(スペイン語ではMisas de Aguinaldo=Gift Masses)から16日のThe Feast of Three Kingsの1月6日までがクリスマス本番です。(16日は、クリスマス飾りを片付ける日ですが、街角の飾りは中国の旧正月ぐらいまで残っている事も多いのが現状です)

 

このSimbang Gabiが始まる頃になると、教会の近くや、ショッピングモール、ホテルに"seasonal rice cake"として"bibingka""puto bumbong"が売られます。本来は、早朝のミサの帰りに、朝食としてとるものですが、一年中メニューに掲げているレストランもあります。この時期、フィリピン人の間でもっとも食べられるのが、この2品です。正式?には、salabat(ジンジャーティー)と共に頂きます!

*驚いた事に、あのスターバックスでもお店によってはBibingkaが食べれます。ビックリでしょ?マカティだと、SanAntonio店。ただ、朝5時から、コーヒーを頼むとついて来るようですが…もちろん試してないし、実態は不明。何時までこのサービスをやってるのかも!?
店で準備しているとは思えないので、SanAntonio教会に出している出店と契約してるのか?でも、スタバでわけのわからない食品を出すとも思えないので、どっかで作って…?

 

 

BIBINGKA

本当は家でも簡単に作れる具入りパンケーキといった感じのものですが、フィリピン人に聞くと、外で食べるものという答え。
生地は塩味で、米粉または小麦粉に卵、ココナッツミルクを用い、トッピングにカラバオ(水牛)のチーズ…またはエダムチーズ、ココナッツと砂糖で、甘くしてあります。
甘いのに、ゆで卵の輪切りが生地に乗っかっている場合がおおく、ちょっとミスマッチ。でも、季節物ですから!
(写真で、緑色の回りのものは、バナナの葉です。)

 

 PUTO BUMBONG 

これはちょっと家ではできないかな。puto molderという竹の筒のような特別な型に入れて焼く、お餅のような食べ物。お餅の色が黒っぽく、さらにピンボケなので、分かり難いでしょうが…写真のものは、3・4本、横に並べてあり、やはりbibingka同様、チーズとココナッツがかかってます。これは、ちゃんと甘いお菓子で、米粉に卵白、砂糖を入れて作ります。色が紫なのは、pirurutung(violet rice)の色です。

 

 
写真がイマイチなので、レストランのメニューのものを紹介すると、左の茶色に見えるのがputo bumbong、手前がbibingkaです。

 

 

クリスマスイブの深夜ミサMisa de Gallo(スペイン語で「鶏のミサ」)の後、Noche Buena(すばらしい夜)という食事をとります。家族(=フィリピンは大家族!)全員が集まり、イエスの生誕を祝い、プレゼント交換をします。
Noche Buena
の食卓に並ぶのは:lechon, pancit, fried chicken, lumpia, rice, adoboなど、デザートには:halo-halo, rice cakes, ice cream, patries , cakesです。

 

(おまけ)
12
月に入ると、スーパーなどで、丸いチーズやハムをよく目にします。

これは、フィリピンでは、丸いものが縁起のいいものという考え方があり、Queso de Bola(ボール型のチーズ:写真右のもので500g)Jamon de Bola(ボール型のハム:写真左、1kg)をこの時期プレゼントにするからです。

 

 

 

  
お店の照明の中で、キラキラ光るリボンなどがついているので、分かり難い写真になっていますが、これはスーパーで売っている、クリスマス用の食品の詰め合わせギフトです。
ワインなどが見られますが、庶民的な物には、フルーツカクテルや生クリーム、パスタなどが入ってます。

 

 

 

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